お久しぶりです。地域情報発信ライターのFUNEです。
今回は、2024年夏オープンした平谷村の「ペアツリーファームカフェ」に行ってきました。
「ペアツリーファームカフェ」は標高およそ1,000mの平谷村にあります。残暑が厳しい日々ですが、平谷村は飯田市街地よりちょっぴり涼しくて、とても心地よい場所でしたよ。
毎日の暑さにうんざりしている方や、おいしいソフトクリームや濃厚ミルクがお好きな方はぜひこの記事をチェックしてみてくださいね。

■横浜出身のご夫婦が叶えた「牧場付きカフェ」の夢
店名「ペアツリー」はオーナーご夫妻の姓の林(はやし)さんにちなんでいるんだそうです。おふたりは横浜ご出身で、岩手の牧場で働いていたときに出会いご結婚されたのだとか。
「牛を飼うための牧場と、牧場で生まれた製品を売るためのお店を持ちたい」と移住先を探す中で、南信州・平谷村とご縁があったそうです。人口400人ほどの小さな村だからこそ、理想の暮らしが実現できたといいます。
取材当日は、にこやかな奥さまがカフェで迎えてくださり、ご主人は牧場で作業中とのこと。役割を分担しながら、夢をかたちにしている様子がうかがえました。

■山地酪農で育む、四季で変わる“放牧ジャージーミルク”
林さんご夫妻がこだわるのは、全国でも非常に珍しい牛たちを昼夜放牧する「山地(やまち)酪農」。
牛舎で牛を飼育する従来の酪農とは全く違う方法で牛を育て、乳を取る方法だそうです。広大な土地が必要なうえ、効率の悪さなどのリスクもあるそうですが、林さんご夫妻は牛の飼育頭数を絞ることでなんとか実現。
林さんたちの牧場で、牛たちがのびのびと自由に草を食べる様子はInstagramでも随時公開されていて、とてもかわいい牛たちの姿に癒されること必至です。
公式Instagram:@pairtreefarm

国内の乳牛の多くはホルスタイン種ですが、ここでは希少なジャージー牛を飼育。
ジャージー牛のミルクはもともと脂肪分が高く、濃厚でコクのある味わいが知られていますが、乳量が少ないため一般的にはほとんど流通していなそうです。
林さんご夫妻の営む牧場のミルクは、春から秋にかけて、牛たちの餌が新鮮な野草になるため、色味はわずかに黄緑がかった色味に。青草のような香りや爽やかな風味をほのかに感じる味わいに変化するそうです。
一方、冬になると干し草がメインの餌になり、ミルクは白く、脂肪分はさらに高まり、コクがぐっと増すそうです。自然のリズムの中で育つ放牧牛だからこそ感じられる、毎日が“旬のミルク”といえるでしょう。

■ノンホモ&低温殺菌。市販品では味わえない搾りたてのような牛乳
ペアツリーファームカフェで味わえる牛乳は、市販の牛乳とは製法から異なります。
市販品の多くはホモジナイズ(脂肪球を均一に粉砕)して出荷されますが、こちらで味わえる牛乳はノンホモ(ホモジナイズしていないもの)。
さらに63度で30分かけてじっくり加熱する低温殺菌製法を採用しているため、搾りたてに近いフレッシュな香りとコクを保ったまま提供されています。
実際にコップのふちには脂肪の粒がそのまま残っており、目視することもできましたよ!

■放牧ジャージーミルクで作るこだわりメニュー
牛乳そのものの美味しさを存分に味わえるのが、カフェの人気メニューの数々です。
ここではメニューの一部をご紹介します。

ソフトクリーム(税込500円)
乳化剤や安定剤、卵を使わず、ジャージー牛乳本来の味を生かした贅沢な一品。イタリア製最高級マシン「カルピジャーニ」で仕上げたなめらかな舌触りとコク深い味わいが特徴です。

カフェラテ hot/ice(税込650円)
ご主人はコーヒーマイスターの資格も持つ方で、放牧牛乳と相性の良いシングルオリジン豆を厳選。コーヒーの香りとミルクの甘みが引き立つ絶妙な一杯がいただけます。
アフォガート(税込650円)
イチオシのメニュー! エスプレッソをソフトクリームにかけた冷たい甘さと、熱々のほろ苦さがマッチしたちょっと大人のスイーツ。
※時期によって休止しているメニューもあるので、確実に楽しみたい場合はお店を訪れる前に確認をしておくとよいでしょう。
■元スーパーをリノベした素敵なお店。見学もできる開かれたカフェ
こちらのカフェは、もともと地域のスーパーだった建物をリノベーションしたもの。
広々とした店内にはFree Wi-Fiも完備され、ドライブやツーリングの休憩にもぴったりです。
ギャラリーのように落ち着いた雰囲気の店内には、 ガラス越しに乳製品製造室を見学できるスポットも。小さなお子さん連れや食育目的のお子様と一緒に訪れるのもおすすめですよ。

さらに事前予約をすれば、少し離れた場所にある牧場の見学も可能。実際に牛たちがのんびり放牧されている様子を間近で見ることができます。
お店の外にあるテラス席はペット同伴もOKですよ。

■口コミから伝わる感動体験
こちらのカフェに訪れた人々の口コミやSNS投稿には、
「濃厚なのに後味がすっきり!」
「アフォガートが衝撃的に美味しかった!」
といった声も。
遠方からわざわざ訪れるリピーターも増えており、地域の観光資源としても注目を集めています。

そのほか、店内ではキャンドルや食品も販売されていました。

残暑に疲れたとき、牛たちの姿とやさしいミルク製品たちがきっと心をほぐしてくれます。次のお休みは、平谷村のペアツリーファームカフェでほっとひと息ついてみませんか?
【ペアツリーファームカフェ基本情報】
住所:〒395-0601長野県下伊那郡平谷村302-1(国道153号沿い、道の駅「信州平谷」向かい)
電話:0265-48-5152
営業日:木〜日・祝 10:00〜17:00
定休日:月~水 ※冬季は土日のみの営業
駐車場:あり(約60台、共用)
公式サイト:https://pairtreefarm.jp/
Instagram:@pairtreefarm
牧場見学:事前予約制
最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも飯田市・下伊那郡・上伊那郡の魅力を、少しずつ発信していきます。よろしければ、FUNEのプロフィールからフォローしていただけたらうれしいです。